顔認識カメラとは
viewneoの顔認識カメラは、画面の前にいる人々に関する情報を計測し、対象を絞った属性別のコンテンツを再生するトリガーとしてviewneoのCMSに渡す属性計測デバイスです。LogitechのFull HDカメラと独立したAIモジュールを組み合わせています。このモジュールはAIアプリケーション向けに開発されたミニPCで、年齢・性別などの特徴を検出する高負荷な処理のためにハードウェアアクセラレーションを備えています。モジュールがリアルタイムで画像を解析し、年齢・性別・人数といった属性データを導き出すことで、画面が目の前にいる人に合わせて表示を変えられます。
このカメラの特長は、外部のAIモジュールにあります。画像の解析はすべてモジュール上で行われ、画像の転送や保存は一切ないため、来場者に合わせたコンテンツを提供しながらも、機微なデータが機器の外に出ることはありません。システムはデータ最小化を前提に設計されており、画像は保存も送信もされず、生成されるのは匿名の年齢・性別メタデータのみです。同じ統計データを使って、来場者の平均年齢や性別構成を示すダッシュボードを作ることもできます。
顔認識カメラとご利用中の環境との連携
このカメラはviewneo Enterprise、そしてコンテンツ再生にはviewneo 4K Signageboxと組み合わせて動作します。計測結果はviewneoに取り込まれるため、時間の経過とともに来場者層を把握できます。viewneo Butlerと組み合わせれば、センサーやアクチュエーターを追加し、よりリッチなビジュアルマーチャンダイジング体験を構築できます。
仕組み
- 来場者を計測する — カメラが画面の前に人が立ったことを検知し、匿名の年齢・性別プロファイルを作成します。
- 収集して解析する — プロファイルはCMSとリアルタイムダッシュボードに集約されます。
- 動的なコンテンツを表示する — 検知した来場者層に合わせて事前定義済みのコンテンツが再生され、視聴者は自分に関連する情報を目にします。
- 最適化する — 分析結果を活用して、実際の来場者層に合わせてコンテンツを改善します。
カメラは何を認識できますか?
AIモジュールは、年齢と性別に加えて、画面の前にいる人数、人物の特徴(メガネやひげの有無など)、動物、商品や商品ラベル、その他の物体、移動方向を解析できます。これらはいずれも、CMSのイベントエリアでトリガーとして利用できます。タッチスクリーンでは、Analyticsダッシュボードがインタラクション面のデータを加え、どの商品が最も多く閲覧されているかを表示します。
代表的な活用例は、百貨店に設置したデジタルスタンドです。離れた場所からは、フロアマップ付きのウェルカム画面ですべての来店者に案内を表示し、誰かが近づくとカメラが年齢と性別をリアルタイムで解析して、その来店者向けに選ばれたコンテンツに切り替わります。属性データに基づくスマートな案内システムです。
設置には何が必要ですか?
カメラを取り付ける場所に、LAN接続と電源をご用意ください。カメラのネットワーク接続はイーサネット(RJ45)のみで、無線によるインターネット接続はできません。また、LANケーブルは付属していません。カメラ本体はUSBでAIモジュールに接続するため、画面へのケーブルは不要です。CMSで有効化すると、追加のプラグインなしでカメラの機能がイベントエリアに表示されます。アカウントには、有効なプレーヤーライセンスが少なくとも1つ必要です。
計測からマーチャンダイジングへ
このカメラはコンテンツの切り替えにとどまらず、画面をインサイトの源泉に変えます。生成される統計データ——人数や属性プロファイルの推移——はリアルタイムダッシュボードに反映され、viewneoと組み合わせることで、いつ・どの画面の前で・誰が足を止めたかという長期的なレポートも得られます。これにより、想定した来場者層ではなく、実際の来場者層に合わせてコンテンツを最適化できます。viewneo Butlerとそのセンサー群と組み合わせれば、同じ仕組みでビジュアルマーチャンダイジングにも対応でき、目の前にいる人に合わせた商品を演出できます。